玉川峡

玉川峡目次

  1. 玉川峡について
  2. 玉川峡の水遊び
  3. 玉川峡周辺
  4. 玉川峡アクセス
  5. Tiktokで情報を見る
  6. instagramで情報を見る
  7. Googleで口コミを確認
  8. Twitterで情報を見る

■玉川峡について

玉川峡
玉川峡は和歌山県北部、紀ノ川支流の丹生川に位置し、行政上では伊都郡九度山町、橋本市に跨がる渓谷です。
玉川峡は県の名勝にもされており、自然あふれる景勝地で、岩を水が侵食してできた亀石、猿飛石などの奇岩や秋には紅葉、三ツ滝、丹生の滝など大小さまざまな滝が有名です。
和歌山県高野山町石道玉川峡県立自然公園(以下:県立自然公園)は玉川峡、高野山町石道、宝来山神社の3地域からなる自然と歴史を楽しめる自然公園となっていて玉川峡は自然公園内の一部となり、長い間秘境と呼ばれる場所でした。
ですが国道371号の整備によって、一般観光客が無理なく訪れられるようになりました。

以前は紀伊丹生川ダム建設の候補地になっていたこともあり、自然保護に力をいれるようになりました。
その結果、ダム建設は中止となり、現在も自然保護運動が行われています。

自然保護運動をまとめているのが「玉川峡守る会」です。
20年前にダム建設候補地に玉川峡が上がったことで設立され「玉川峡を守る会」の前身である「紀伊丹生川ダム建設を考える会」として活動を開始し、その後自然保護活動を続けてきました
玉川峡の観光客が増え続けても美しい場所として残る理由はこういった背景があるからこそなのでしょう。

高野山町石道の登山ルート

年中楽しめる玉川峡
春には桜の木や芽吹いたばかりの植物たちを横目にハイキングをされる方が多くいます。
玉川峡は県立自然公園の一部ですがハイキングコースとなっています。
全長約20キロメートル、標高差774メートル、歩行時間約6時間55分となっていますが難易度は高くなく、初めてのハイキングにもお薦めです。
ハイキングコースでは丹生の滝、五光の滝を見ることができます。
ハイキングコースはいくつもありますので、何度来ても楽しめる渓谷です。

初夏にはホタルが飛散する時期となります。
玉川峡は知る人ぞ知る蛍の名所でもあり、玉川峡下流からやどり温泉のある上流でいくつもの蛍を見ることができます。
ホタルが飛散する光景は幻想的で都会ではなかなか楽しめない特別な夜になりますね。
玉川峡ではゲンジボタルを見ることができます。
期間は毎年6月中旬~7月上旬頃です。

夏にはキャンプ場がありますので、キャンプ、バーベキュー、川遊びを思う存分楽しめます。
釣りをすることもできるので子供から大人まで1日中アウトドアができます。

秋には美しい紅葉が見られます
例年、11月上旬から11月中旬にかけて見頃を迎え、モミジやケヤキなどさまざまな紅葉が谷間で見ることができます。
名勝といわれる紅葉は圧巻です。
山を眺めるのは勿論のこと、川面に映る紅葉や、川とともに流れる葉も見どころといえます。
ハイキングコースもありますので安心して楽しむことができますね。

冬には枝だけになった木々に雪が積もり、川の流れは雪を運び、勢いのある滝は凍てつき鋭い刃のような迫力を見せてくれます。
体が冷えたら玉川峡上流に宿り温泉いやしの湯があります。

宿り温泉いやしの湯
宿り温泉いやしの湯は保温効果が高く、冷え性でお悩みの方等にお勧めの「ナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉」の温泉です。
また、ぬめりのある泉質はお肌をツルツルにする効果があるため、「美人の湯」として人気があります。
大浴場があり大人700円(税込)子供3歳から小学生350円(税込)で入ることができます。
露天風呂もありますので秋には紅葉、冬には雪景色を見ながら贅沢な時間を過ごすことも出来ます。
お食事処では地元の食材と採れたての野菜を使っての料理が楽しめます。
コース料理から一品料理まであり、イノシシや鹿、清流のアユ、橋本市名産の玉子等、地元ならではの料理となっています。
コテージテラスを使用したバーベキューを利用することができますので、大自然の中でゆっくり味わえます。
他にも地元の山菜で作る漬物も人気です。

宿泊をされる方は個室温泉も完備しています。
浴用用品も販売していますので手ぶらで温泉へ行くこともできるので、ハイキングの休憩場所としてもいいですね。

〒648-0033 和歌山県橋本市北宿5
TEL:0736-32-8000
[営業時間]11:00~21:00(最終受付20:00)
[営業日]金曜日~月曜日・祝日
(GW・夏季は特別営業)

滝好きの方も多く足を運ぶ名所
県立玉川峡自然公園はハイキングコースとなっており、その公園内にある落差30メートルの滝があります。
年中水の量が豊富にあるため古くから修行道の行場として使用されていました。
(五光の滝)という名前の由来は修行増が滝の近くで日光を受けた滝のしぶきが5色の虹に輝きその神々しさに時を忘れた、と伝えられています。

五光の滝は車で見に行く事もでき、道路からわずか100メートルほどです。
先程ご紹介したやどり温泉からも近いのでとても足を運びやすい場所にあります。
遊歩道も整備されているので安心です。

丹生の滝は和歌山県橋本市南部を流れる丹生川が流れる落差20メートルの滝です。
国道371号線から丹生川沿いの県道102号線に下り800m程度進んだ場所になります。
県道から沢沿いに幾つかの小滝を見ることができますが、さらに奥に進み150m程度上流に位置します
丹生の滝に向かうには一旦斜面を上り、尾根に出ます。5分程度進むと滝が見えてきます。
池のような滝壺に流れ落ちる丹生の滝は五光の滝と同様、滝好きの方も足を運ぶ場所です。
五光の滝より見つけるのが難しいかもしれませんが、玉川峡に来た際には是非見ておきたい滝の1つです。

■玉川峡の水遊び

大自然の中で澄んだ清流やアウトドアを楽しむ遊びを紹介します。

シャワークライミング
シャワークライミングとは、川の水しぶきを体に浴びながら落差がある岩場を登っていき、頂上に着いたら川の流れに乗って滑り落ちることです。
登っては滑るを繰り返します。
急な流れもあれば、緩やかな流れの場所もあるので好みに応じて滑ってみても楽しいですね。

水切り
小さな子供から大人まで昔からの遊びですが、玉川峡でも水切りができます
さまざまな形の石が落ちているので誰が1番遠くまで水切りができるか競って遊んだりすると楽しいですね。
川が長く続いているので人がいないところまで歩いて行けます。

飛び込み
大小さまざまな岩場があるので、まずは低いところから挑戦していき勇気が出てきたら高い岩からの挑戦をしてもいいですね。

魚釣り
玉川峡ではアユやアマゴ等の魚がたくさん泳いでいて、川遊びをしていると魚を目視できるほどです。
魚釣りを楽しむことができますが、玉川峡では解禁日が指定されていて、キャンプ場や釣具店で遊漁券を購入する必要があります
釣った魚はキャンプやバーベキューで食べることができます。
魚釣りでは人がいないところを選んで釣りをしますが、釣りスポットはキャンプ場や釣具店で遊漁券を購入する際に教えてくれますので安心して楽しめます。

さえもん
川の近くには農林総合研修センターさえもんがあります。
地元で生産された農林産物や、山菜の購入ができたり、休憩はもちろん、キャンプ道具とバーベキューセットがレンタルできるので材料だけ持参すれば手軽にキャンプやバーベキューをすることができます
レンタル道具はイス、テーブル、テント、飯ごう炊きまで揃っています。
営業期間が1年の間に限られてはいますが、
お土産に名物の柿や、真田幸村グッズも購入できますので、玉川峡に来た際には是非立ち寄りたいですね。

〒648-0121
和歌山県伊都郡九度山町丹生川246番地の1
TEL:0736−54−3800
営業期間:4月〜9月
営業時間:9:00〜17:00
定休日:月曜日、水曜日 ※7月~8月は月曜日、木曜日

川遊び初心者の方はキャンプ場付近がおススメです。
キャンプ場付近は比較的、川の流れが緩やかなので、家族連れの方など人が多く、安心感をもって遊ぶことができます
透き通るように綺麗な川ですので眺めるだけでも癒やされます。
初めは足だけ川に浸かる方も慣れてきて、もう少しハードな遊びがしたくなればシャワークライミングや飛び込みに挑戦することもできます。
アウトドア初心者からアウトドア上級者まで幅広く楽しめることが川遊びの1番の魅力なのではないでしょうか。

■玉川峡周辺


玉川峡周辺では九度山町でしか楽しめない体験が盛りだくさんです。
旅の思い出として是非、足を運びたいスポットを紹介します。

真田紐織り体験(真田紐工房)

真田紐織り体験(真田紐工房)

2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で脚光を浴びた九度山町ですが、戦国時代の名将・真田幸村ゆかりの地をもっとたくさんの方に知ってもらおうと「九度山真田紐研究会」が、2016年9月に真田紐工房を設立しました。
真田紐とは丈夫な紐で伸びにくいという特徴があり、縛ったり、吊ったりすることに適している紐です。
予約が必要になりますが、自分でオリジナルの真田紐ストラップを作る体験ができます。
さまざまな色、デザインを選ぶことが出来るので特別感が出せるお土産になります。

紙漉き体験(紙遊苑)

紙漉き体験「紙遊苑」


玉川峡と同じ伊都郡九度山町にある「高野紙(古沢紙)」の伝統文化とその技術を伝える体験資料館です。ここでは紙漉きを体験することができます。
室内には紙漉きが盛んだった時代のジオラマがあり、歴史を感じることができます。
紙漉きでは入門コース(300円〜)と、丸1日本格体験コース(5000円要予約)があります。
紙漉き体験後は紙を乾燥させ、完成品は後日郵送してくれますので、帰宅後も旅の余韻に浸ることができますね。

九度山・真田ミュージアム

九度山・真田ミュージアム


九度山駅から徒歩10分の場所にある真田ミュージアム。
車の方は近くの道の駅に車を停め
こちらも2016年にできたばかりの施設ですので綺麗な建物となっています。
九度山は、関ヶ原の敗戦後、昌幸・幸村親子は徳川家康から蟄居(謹慎)を命じられた地で、14年という生涯で1番長く過ごした場所です。
当時の生活をパネル展示と映像により紹介していて、真田幸村の歴史を知ることができます。
アニメシアターや、真田屋敷を模したからくり部屋などもありお子様も楽しめるミュージアムとなっています。
また真田幸村の象徴ともいえる「深紅の甲冑」六文銭をあしらったオリジナルの兜を作れる体験も行っています。

■玉川峡アクセス

・車
関西空港から約1時間30分
北西方面に関西国際空港連絡橋/国道481を進み、ポートターミナル方面の出口を出ます。
その後左折し、国道481号方面のランプに進みます。
りんくうIC出口を国道26日号/泉佐野方面に向かって進みます。
右車線を利用し、国道26号のランプに進み、分岐を右方向へ。
泉佐野ICを進んで関西空港自動車道/阪和自動車道の標識に従って上之郷ICを左折し、そのまま国道481 号を進みます。
上之郷インター前を左折し、新前川橋交差点を右折してそのまま府道62号を進みます。
「橋本」の表示を左折し、その後右折で県道127号に入ります。
3キロ程入り、左折で県道13号に入り、その後山崎不動橋/紀ノ川フルーツライン/県道4号に入ります。
そのまま紀ノ川フルーツラインを進み、赤瀬橋交差点を右折して県道118号に入ります。その後10キロ程走り、玉川峡となります。
狭い道があるため、可能であれば小さい車で行く事をお薦めします。
運転には十分注意して行きましょ

・電車
関西空港から橋本駅まで約1時間30分
関西空港駅から南海特急(有料)/難波行へ、乗り天下茶屋駅下車。
その他鉄道では関西空港駅から南海空港線/難波行へ、泉佐野駅で南海本線/難波駅に乗り換え天下茶屋駅下車。

天下茶屋駅から南海高野線/橋本行に乗り換え、橋本駅へ。駅前にはタクシー乗り場がありますので、タクシーで30分ほどで玉川峡となります。

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